MediaDive (https://mediadive.dsmz.de) は、専門家が監修した包括的な培養培地データベースで、あらゆる生命領域の4万以上の微生物株について、3200以上の標準培養培地のレシピ、手順、分子組成が収録されている。MediaDiveは、研究・診断ラボでの日常的な使用から、新しい培地設計や人工知能によるデータマイニングの知識駆動型サポートまで、幅広い用途に対応できるよう設計されている。直感的な検索機能や比較ツールも充実しており、例えば、関連する分類群の培地を特定したり、菌株固有の改変を統合したりできる。従来のPDFアーカイブや印刷に加え、最先端のウェブサイトでは、モバイルデバイスで培地レシピをペーパーレスで使用でき、ウェットラボでの使用に便利になっている。さらに、大規模なデータ解析のためにRESTfulウェブサービスを使用してデータを取得することができる。内部エディターインターフェースにより、ライプニッツ研究所DSMZの培養専門家が培地の拡張とキュレーションを継続的に行い、DSMZの増大する微生物コレクションと相互にリンクしている。外部ユーザーの参加は、専用のメディアビルダーツールでカバーされる。標準化され、プログラムからアクセス可能なデータは、大多数の未培養微生物を対象とした培養培地の設計のための新しいアプローチを促進する。
manual
https://mediadive.dsmz.de/docs/
ここではwebインターフェースについて簡単に紹介します。
mediaをクリックした。
名前をクリックするとそのmediaを構成している成分が表示される。
またmediaは複数の溶液で構成されていることが多く、その溶液のレシピはsolutionから閲覧できる。
solution
溶液には調製方法や注意事項が書かれていることが多い。
各構成成分をクリックすると詳細が表示される。
tween 80をクリックした。シノニムや外部リンクが示されている。
また、tween 80を含む溶液やmediaが示されている。
この青いボタンをクリックすると、tween 80をどれだけの濃度以上含むかで絞り込むことができる。
ほかの成分との組み合わせで絞り込むこともできる。
ingredfentsでは成分を閲覧できる。
Strainsではある株の培養に使われている培地を閲覧できる。
引用
MediaDive: the expert-curated cultivation media database
Julia Koblitz, Philipp Halama, Stefan Spring, Vera Thiel, Christiane Baschien, Richard L Hahnke, Michael Pester, Jörg Overmann, Lorenz Christian Reimer Author Notes
Nucleic Acids Research, Volume 51, Issue D1, 6 January 2023, Pages D1531–D1538,
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