transposon
トランスポーザブル・エレメント(TE)は、様々な真核生物のゲノムに豊富に存在する。TEは、通常、異なる転写因子(TF)が結合するシスエレメント(エンハンサーやプロモーターなど)を作り出すことで、重要な制御的役割を果たす可能性があることを示唆する…
レポジトリより トランスポーザブル・エレメント(TE)の発見とアノテーションのために多くのツールが開発されている。しかし、高品質なTEコンセンサスライブラリーの構築には、依然としてTEを手作業でキュレーションする必要があり、それには時間がかかり、…
細菌の全ゲノムシークエンシング(WGS)は診断検査における日常的な手法となっている。WGSの臨床的に最も有用な利点の1つは、細菌配列中の抗菌薬耐性遺伝子(ARG)や移動性遺伝要素(MGE)を予測できることである。これにより、このような遺伝的特徴を包括的…
VRprofile2は、細菌ゲノム配列中の多様な mobile genetic elementsを高速に同定するパイプラインを更新したものである。前バージョンと比較して、3つの大きな改善がなされた。まず、モザイク構造を持つ多剤耐性領域において、抗生物質耐性遺伝子カセットと様…
原核生物のトランスポゾンエレメント(TE)のウェブリソースであるTnCentral(https://tncentral.proteininformationresource.org/)の構造と組織について説明する。TnCentralには、Tn3、Tn7、Tn402、Tn554ファミリーのトランスポゾン、複合トランスポゾン、…
転移因子は、ゲノムの重要な部分を構成し、適応メカニズムに不可欠である。表現型の変化に関連するトランスポジション現象は、自然に発生するか、挿入型の突然変異体集団で誘発される。トランスポゾンを用いた変異誘発では、複数のランダムな挿入が起こり、…
ISエレメントは、原核生物のゲノムの中で最も小さく、最も多く存在する mobile elementsである。ISエレメントは、ゲノムの構成や進化に重要な役割を果たしていることが示されている。宿主ゲノムにおけるISエレメントの機能をよりよく理解するためには、効果…
2021 8/7 コマンド修正 ISEScanは、ゲノム中のIS(Insertion Sequence)エレメントを同定するためのPythonパイプラインである。完全なISエレメントを報告するか、完全なISエレメントと部分的なISエレメントの両方を報告するかのオプションがある。メテゲノムア…
TELR(Tellerと発音)は、ロングリードシーケンシングデータ(PacBioまたはOxford Nanopore)からの高速な非リファレンストランスポーザブルエレメント(TE)検出器である。TELRは、リファレンスゲノムにマッピングされたロングリードを使用してSnifflesを使…
2021/11/26 追記 シーケンス技術とアセンブリアルゴリズムは成熟し、大規模で反復性のあるゲノムでも高品質なde novoアセンブリが可能になってきた。現在のアセンブリは、トランスポーザブルエレメント(TE)をトラバースし、TEのアノテーションを可能にして…
2020 7/5 ProcessRepeatsのhelp追加 2020 7/6 step3修正 2020 7/7 ProcessRepeatsのコマンドの間違いを修正 2022/04/18 追記 2023/07/24 追記 Tree of life全体のゲノム配列決定のペースが加速しているため、 transposable elements(TE)のようなゲノム構成…
転移因子(ME)は自律的にコピーしたりゲノム上を移動したりすることができるDNA配列だが、その高度に反復的な配列構造のために検出が困難である。MEは、ゲノム構造を変化させる主要な進化ドライバーであるだけでなく、機能的に重要な領域に挿入され、遺伝子…
Transposable elements(TE)は真核生物ゲノムの重要な部分を構成するが、それらの分類、特にクレードレベルでの分類は依然として困難である。 この目的のために、TEの保存されたタンパク質ドメインに基づいたTEsorterを提案する。 TEsorterはTE、特にLTRレ…
以前は「ジャンクDNA」と考えられていたゲノムの遺伝子間領域の配列は、生物学者の間でますます注目を集めている。これらの領域の特に顕著な特徴は、一種のリピート配列である転移因子(TE)の普及率である。 TEには、RNAを使用して複製して自分自身を「コピ…
20210910 誤字修正 2021 12/27 追記 2022 1/4 インストール手順変更 panISaソフトウェアは、ショートリードデータから、最初に(すなわち、データベースを含まないアプローチで)NGSデータ上の挿入配列を検索する。 手短に言えば、ソフトウェアは、潜在的なI…
2019 2/19 流れ修正 Mobile element insertion(MEI)は、ヒトゲノムにおける構造変化(SV)の約25%に相当し、これは主にAlu、L1およびSVAファミリーなどのアクティブなmobile elementsによってもたらされる(Stewart et al、2011)。これまでショートリー…
ゲノムのリピートのアノテーションは、利用可能なツールが数多くあり、すべてが性能や精度に関して分析されていないという理由から、挑戦的な課題である(Leret、2010)。転移因子(TE)を同定するための現在のアプローチは、ゲノムアセンブリ(Ellinghaus e…
ゲノムアイランド(GIs)は、一般に、バクテリアゲノムまたはアーキアゲノムにおける水平伝達が起源の遺伝子のクラスターとして定義される(wiki)。GIはゲノム進化の主要な推進因子であり、ニッチ(論文より ref.1,2)内のバクテリアおよびアーキアの適応度…
2020 10/5 インストール追記 技術の急速な進歩により、何千もの種のゲノムの配列が利用できるようになってきている。これらの配列の中には、ゲノムの大部分を構成するリピートが含まれている。そのため、アノテーションを成功させるためには、リピートを正確…
RepeatMaskerはTEなどの検索によく使われているが、プリコンパイルされたライブラリを必要とする。ゲノム解析された哺乳類では、このプリコンパイルされたライブラリを用いてTE検索が可能になるが、植物で近縁種のゲノムを使った場合、うまくいかないことが…
2021 8/20 追記 Tangramはトランスポゾンの検出に特化した構造変化検出ツール。SV検出で用いられるread-pairとsplit-readのアルゴリズムを使い高感度にトランスポゾンを検出する。1000ゲノムでもmobile element検出ツールとして用いられた。トランスポゾン検…
RepeatScoutはゲノム中のトランスポゾンなどのリピートを探すツール。リピートを見つけると、そのシードを保存性がなくなるまで伸長する戦略をとることで、見つかりにくい長くてやや配列に違いがあるリピートまで探索することが可能とされる(タンデムリピー…
Githubで公開されているmcclintockは複数のトランスポゾン検出ツールをまとめて走らせることができるツールである。以下の6つのツールを走らせてくれる。 ngs_te_mapper - Linheiro and Bergman (2012) RelocaTE - Robb et al. (2013) TEMP - Zhuang et al.…
RelocaTE RelocaTEはゲノム中のトランスポゾンを検出する手法。トランスポゾンの配列を入力してランする。 検出するトランスポゾンの配列、ターゲット配列、などがわかっていないと正しく機能しない。 依存するもの Blat Bowtie 1 BioPerl SAMtools BWA Reco…
2019 2/19 インストールの流れを修正 2021 8/11 condaインストール追記, help更新 見つけたいIS配列や抗生物質耐性カセット配列をあらかじめ入力することで、ペアエンド情報を使いISの位置を検出してくれるツール。バクテリア用に設計されており、macbook ai…
ショートリードのアライメントデータから、トランスポゾン挿入位置を検出するツール。入力はリファレンスにアライメントしたbamファイルで、トランスポゾン配列を準備してアライメントする必要はない。配列の位置がgff3で入力されていればよい。その代わりに…
ショートリードをリファレンスゲノムにアライメントし、de novoでトランスポゾン挿入部位を検出する。論文ではBLATをアライメントに使っていたが、gitでダウンロードできる現バージョンはbwaでアライメントを行うようになっている。トランスポゾン挿入時にト…
2021 8/20 help追加 MELTは、iiluminaのペアエンドデータを使いリファレンスに存在しないmobile elementを検出するツール。以前1000 genomeで使われていたが、その後バージョンアップにより様々なゲノムに対応するようになった。SGEの分散コンピュータ環境か…
2018 10/6 タイトル修正 2019 説明修正、dockerリンク追加、インストール方法追加、dockerリンク修正 、コマンド修正、help追加、タイトル修正、インストールの説明の誤り修正、バージョンアップ追記、crisper、IS、AMR tag追加、誤字修正、dockerを使う例を…