オンラインツールの監視を容易にするウェブサービスとリポジトリAviatorを紹介する。Aviatorは、ユーザーフレンドリーなWebサイトと、文献調査をベースにした一般的なモジュールと、手動で精査したモジュールの2つのモジュールで構成されている。一般モジュールは現在、9417のウェブサイトを1日2回、その可用性に関してチェックし、多くの機能(フロントエンドとバックエンドの応答時間、必要なRAMとウェブページのサイズ、セキュリティ証明書、ウェブページに埋め込まれた分析ツールとトラッカーなど)をデータウェアハウスに保存している。Aviatorには分析機能も搭載されており、例えば、作者は自分のツールや同業者のツールの可用性をチェックして評価することができる。同様に、ユーザーは研究や教育で使用する予定のツールの可用性を確認し、不安定なツールの使用を避けることができる。Aviatorのキュレーションセクションでは、追加のサービスを提供している。一般的なプログラミング言語(Perl、PHP、Python、JavaScript)用のAPIスニペットや、自分のウェブサービスのバックエンドに埋め込んでその機能を自動的にテストするためのOpenAPIドキュメントを提供している。1日2回、それぞれのAPIに問い合わせを行い、予期せぬ結果が出た場合には自動で通知を行う。もちろん、文献ベースのモジュールと同じ分析機能がキュレーションセクションでも利用できる。Aviatorは、https://www.ccb.uni-saarland.de/aviator で自由に利用できる。
web
https://ccb-compute2.cs.uni-saarland.de/aviator にアクセスする。
Tool list: 文献から自動的に収集されたウェブサーバ
Aviator-enabled: 作成者が手動で追加したウェブサーバ
オンラインツール名で検索して、過去のオフラインの期間(赤)を調べることができる。
中々アクセスできないツールを調べるにも向いている。
かなりの数のWebサービスを網羅しているので、Webツールを検索し、現在利用可能なサービスを見極めたり、より新しいツールを探していくことにも事にも活用できるかと思います。
引用
Aviator: a web service for monitoring the availability of web services
Tobias Fehlmann, Fabian Kern, Pascal Hirsch, Robin Steinhaus, Dominik Seelow, Andreas Keller
Nucleic Acids Res. 2021 May 26