macでインフォマティクス

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HTS (NGS) 関連のインフォマティクス情報についてまとめています。

メタゲノムデータをbinningして出力可能なGUIアプリ VizBin

2019 7/5文章修正

 

 

VizBinはメタゲノムデータをレファレンスに依存せずにbinnigする手法。テトラヌクレオタイド頻度情報を使いアセンブルデータを分類する。最終的に2次元のPCAプロットとしてビジュアル化してくれる。どこからどこまでを1つの生物として抽出するかは、人間が目で見て決定する。論文にはThe human eye-brain system for cluster identificationと書かれている。複雑なメタゲノムでは使いにくいが、比較的な単純な(low complexitiesな)メタゲノムデータであれば目で見て分類は可能であり、面白いツールである。

アプリはJAVAで構築されている。

 

公式ページ

Download appから本体をダウンロード可能。

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Tutorial

Tutorial · claczny/VizBin Wiki · GitHub

テストデータ

example dataset AMFJ01

 

実行方法

ビルド済みのjava実行ファイルが配布されている。これを叩いて起動する。

> java -jar VizBin-dist.jar

 

File to visualiseにcontigファイルを入力する。あらかじめメタゲノム用のアセンブラでcontigは作っておく必要がある。

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計算用のthreadsを増やして計算を高速化することもできる。

 

startをクリック。抽出されたkmerの数が表示される。

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 ↓

しばらく待つ。 

 ↓

結果が表示された。

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 ↓

trackpad(2本指で上下にドラッグ)やマウスのホイールで拡大縮小が可能。

 ↓

クリックして領域を囲むと、囲った領域のプロットを全て含むfastaが出力可能。

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  ↓

exportを選択。

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  ↓

fataが出力される。選択を間違えた時は右クリック->Selection->clear selectionでやり直しできる。

 

 

contigのサイズ、GCなども読み込める。exampleは以下のようになっている。

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最初にヘッダー行が必要である。coverage、length、label、isMarkerなどの名前が認識に必要。contigの順番はfastaの順番と合致している必要がある。

 

入力する時はadvanxed modeに切り替える。show advanxed optionsをクリック。

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  ↓ 

aanotton fileの項目をクリック。

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他にもいくつかのパラメータを変更可能である。詳細は公式マニュアルを参照(一番下に説明があります)。

 

引用

VizBin - an application for reference-independent visualization and human-augmented binning of metagenomic data

Cedric C Laczny, Tomasz Sternal, Valentin Plugaru, Piotr Gawron, Arash Atashpendar, Houry Hera Margossian, Sergio Coronado, Laurens van der Maaten, Nikos Vlassis, Paul Wilmes

Microbiome 2015 3:1